新井俊稀 Shunki Arai
声楽家・ヴォーカリスト。専門分野であるバロック音楽のソロや受難曲の福音史家(エヴァンゲリスト)、ドイツリートの演奏にとどまらず、ジャズ、シャンソン、歌謡曲などそのレパートリーは多岐にわたり、クラシック・ポピュラー・ジャズそれぞれの演奏家とのセッションを繰り広げることのできる稀有な存在。深みのある魅力的な低声と透き通るような高声を兼ね備えたハイバリトンで、確かな音楽力に裏打ちされたその歌声は、多くのファンを魅了している。ヨーロッパ滞在時はオランダ・バッハ協会合唱団の専属合唱団員として各地の演奏活動に参加。帰国後もその声種にとらわれないハイブリッドな歌声が各方面で話題になり、テレビやラジオ番組に出演。数多くのソロリサイタルやコンサートなど精力的な音楽活動を展開。オランダ・スウェーリンク音楽院声楽専攻を卒業。バロック声楽をマックス・ファン・エグモンド、ハワード・クルーク、歌曲声楽をピア・マック、ウド・ライネマン、合唱指揮をヨス・ファン・フェルトホーフェン、ヨス・フェルムント、ジャズ・ボーカルを古谷 充の各氏に師事。
第6回中国音楽国際コンクールにて最優秀賞・聴衆賞、第27回 日本ドイツ歌曲コンクール第2位入賞・聴衆者賞を受賞。
指揮者・ボイストレーナーとして多くの合唱団の指揮・指導にあたり、「新井音楽事務所」の代表として数多くコンサートの企画や運営を行っている。2017年12月には自身のソロヴォーカルCD「赤い花白い花」をリリース。2021年は作曲家・ピアニストの次郎丸智希氏とのコラボレーション・プロジェクトCD「歌の歳時記(カタログ)」全4枚(「薫風」「色葉」「臘月」「花衣」)を連続リリース。連動して行われた発売記念コンサートシリーズも毎回大きな反響を得た。同氏とは、クラシックの新たな楽しみ方を提案するコンサート・動画企画ユニット「An die Musik」を始動し、今後の展開が期待される。またグラフィック・デザイナーとしての顔も持ち(デザインを小山禎朋氏に師事)、内容を的確に把握し発信するデザインセンスが各関係者からの厚い信頼を受けている。レコーディングアドヴァイザーとして収録の活動も精力的に展開、その豊富な録音機材の知識を生かした機材紹介動画も好評である。
新井音楽事務所代表、KANSAI BAROQUE代表、日本テレマン協会ソリスト、テレマン室内合唱団アシスタント・コンダクター、日本ドイツリート協会会員、関西歌曲研究会会員、西宮音楽協会会員、大阪音楽大学演奏員。セレスティーナ男声合唱団、ザ・ニューチェンバー・コーワ、女声合唱団アウスリーベ、各団体指揮者。